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選手紹介 2026.6.13

【日本代表初選出インタビュー】SH 北條 拓郎 “『いや知らないですけど(笑)』から始まった日本代表”

【日本代表初選出インタビュー】SH 北條 拓郎 “『いや知らないですけど(笑)』から始まった日本代表”

大怪我を乗り越えてたどり着いた日本代表

鮮烈なデビューから一転、長期離脱という試練を乗り越えた若武者。461日ぶりの復帰を果たし、ついに掴んだ日本代表の座。旅立ちを目前に控えた今、その想いを聞いた。(取材日:2026年6月12日)

―まずはおめでとう。
ありがとうございます。素直に嬉しいですね。JAPAN XV(ジャパンフィフティーン)の試合でのプレーは個人的にはあまり良くなかったと感じていて、どうかな、厳しいかなと思っていたんですが、呼んでもらえてよかったです。

―サイドを狙ったり、持ち味は出せていた印象やけどね。ちなみに日本代表決定の連絡はどう来たの?
ひささん(伊藤主務)からLINEが来ました。

―LINEなんや(笑)
そうなんです。「もう知ってると思うけど」って来て、「いや知らないですけど」って(笑)。代表の活動予定のファイルが送られてきて、本当に嬉しかったですね。夜の21時くらいに連絡が来ました。

―エディさんが発表する前日に知ったんやね。家族には連絡した?
特にはしてないですね。いや、でも母親にはLINEしたかもしれないです。

―どんな反応やった?長野から毎試合応援に来てくれてるもんな。
そうですね。自分が試合に出ていなくてもヒートの試合は全部来てくれるぐらい熱狂的なHEATERなので、喜んでくれてました。「おめでとう」と言ってくれましたね。

―発表後はお祝いの連絡とかあった?
ヒートのインスタで発表してもらった時や、自分のSNSで発信した時は結構反響がありましたね。天理高校ラグビー部のLINEグループでもみんなが「おめでとう」と言ってくれて。友達や中学校の同級生とか、本当にいろんな人から連絡をもらいました。

―やっぱり日本代表って本人が思う以上に周りにはインパクトがあるよね。選出にあたってどこが評価されてるかの手応えはある?
どうですかね。ただ、JAPAN XVのキャンプ終了前にコーチとの1on1ミーティングがあって、一平さん(麻田一平アシスタントコーチ)からは、テンポよくさばけることや安定したパスを評価してもらいました。あとは、ラックサイドを狙えるところやフィジカル面など、自分のプレースタイルは他の選手にはない強みだとも言っていただきました。「代表目前まで来ているから頑張ろう」とも言っていただきましたね。モチベーション上がりましたね。

―ここからの合宿でのアピールが重要やね。ヒートの選手も多くてやりやすい?(トレーニングメンバーとして平野 叶翔、アセリ・マシヴォウ、北原 璃久が合宿に参加)
そうですね、JAPAN XVの時もそうでしたが、最初に知った顔がいてくれるのは心強いですね。

先日おこなわれた日本選抜vsホンコン・チャイナ選抜に出場

―JAPAN XVの合宿はどんな雰囲気だった?
ラフな雰囲気でしたね。知っている人もいましたが、自分はこれまで代表経験もなかったので当初は知り合いも少なくて、いろんなチームの人と仲良くなれたのが合宿で一番よかった点です。「あの試合のあの場面どうだったよね」といった会話もできましたし。でも璃久さんと一緒にいた時間が一番長かったと思います。

―同部屋は誰やったん?
北村選手(静岡BR)と渡邊晴斗選手(近畿大学)でした。他の部屋は2人部屋なんですが、SHだけなぜか3人部屋なんです。サイズかな(笑)。でもお陰ですごく仲良くなれました。

―渡邊選手は近大だからカミさん(上村普及担当スタッフ)の後輩やね。
確かに!勢いありましたよ(笑)。

―今回の日本代表で一緒にプレーするのが楽しみな選手は?
駿介(上ノ坊駿介・神戸S)や松永拓朗さん(BL東京)などの天理組とプレーするのは楽しみですね。あとはリーチ マイケルさん(BL東京)がどんなマインドで日々過ごしているのかも気になりますし、齋藤直人(スタッド・トゥールーザン)選手もいるので、盗めるところはどんどん吸収したいです。本当は忍さん(藤原忍・S東京ベイ)がいれば一番良かったんですけど。

―天理大学の時にずっと一緒にトレーニングしてたんやろ?
そうですね。先輩なんですがウエイトもトレーニングもずっと一緒にやらせてもらって可愛がってもらいました。今回はいないのが少し残念です。

―これから海外遠征も多いけど、パスポートは?
イングランドのハーレクインズに留学した時に有効期間10年で作ったんです。なので今回は大丈夫です。

―イングランドに留学した若手選手がJAPAN XV(平野・肥田・星野・北原・岡野)に絡んでるよね。留学経験は活きてる?
自分としてはプレー面というより、海外環境を経験できたのは大きいです。知らない環境で短期間のうちに順応してコミットするといったアプローチが必要だったので。特に僕と隼太さんは2週間という短い留学期間だったので、その短い期間でコミットしないといけなかった。その経験は今回にも活きてくると思います。

―大きな怪我からの復帰後すぐ日本代表だけど、ゲーム感は?
全く心配ないです。自分は今回の代表メンバーの中だと今シーズンの試合数が少ない方だと思いますが、差は感じていませんので、不安もありません。あとは「超速ラグビー」に慣れるだけだと思っています。分からないことはしっかりコミュニケーションを取って対応していきたいですね。

―日本代表のスタッフにもヒート関係者が多いからね。
多いですね。そこに関してはすごくやりやすいと思います。個人的には喬吾(岡野喬吾)が追加招集されてくれたら嬉しいです。シーズンの最後の怪我がなかったら今回絶対呼ばれてたと思うんで。あいつは絶対通用すると思うんですよね。センターは入れ替わりも激しいポジションですからね。今後も楽しみですね。

終始リラックスした表情の北條選手
クラブハウスに飾られている歴代選手ボード。代表に選ばれると名前の横に桜のマークが表示される。

―あまり緊張してないね(笑)。今の気持ちは?
緊張はないです。いろんな経験を持つ選手とプレーできるのが楽しみですし、結果を出せばジャージーを着て試合に出られるので。やっぱそういうとこを楽しみたいって気持ちが一番強いかなって思います。これまで代表経験がなかった分、今回が大きなチャンス。キャップを取れたら嬉しいですね。

―ちなみに遠征の準備は?
まだ何もしていないです(笑)。本当に直前に決まったので。

―明日出発やろ?今17:00やけど。
荷造りもこれからです。笑 13日の朝6時半にはこっちを出発するんですけどね。
順調にいけば鈴鹿にはしばらく戻らなそうなので、忘れ物や足りない物は送ってもらうか現地で揃えようと思ってます。代表のベテランの方々からアドバイスももらいながら遠征グッズも揃えていきたいです。

―じゃあ最後に、久しぶりのヒートからの日本代表、拓郎の活躍を一番楽しみにしているHEATERの皆さんへ。
そうですね、ヒートを背負って、というと少し大げさかもしれませんが、それくらいの気持ちで自分らしくプレーしたいです。チームのみんなやHEATERの皆さんに誇りに思ってもらえるようなプレーを見せたいですし、そういった選手になれるように頑張ります。応援よろしくお願いします!

(インタビュー:広報 鎌田哲郎)

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